あれこれ融通のきく専門学校

田舎の塾講師が勉強時間外にしてくれた社会の話が私の心を開かせたように学校では教科以外にも教えることがあります。

あれこれ融通のきく専門学校

学校教育が教科以外に教えるべきだった塾講師の話

私が小学校高学年の時に通った塾の講師は教師OBでしたが、主要教科の勉強を終わった後で世の中の経済や仕組みについて教えてくれたことを覚えています。自分を取り巻く世の中のことに目を開かせてくれるきっかけになったのだろうと懐古しています。この学習塾は小規模な塾だったのですが、学校で教われない世の中の話を知るにつけ、次第に自分なりに理解できないことをこの高齢の塾講師にぶつけると丁寧に説明してくれたのです。お陰でこの塾講師とのやり取りが田舎で遊び暮らしに夢中だった私の心を開いてくれたのだと確信しています。それまで全く関心のなかった新聞の経済面や社会面の記事を読むようになり、小学校の社会科の授業中にその分野の勉強があった際、担任の先生に覚えていたことを披露したら驚いた目で見られた記憶があるので、塾講師の知見を頂いて世の中のことに関心を持ったのだろうと思います。

私も高齢者の部類に入ったせいかもしれませんが、最近は、終戦後の復興経済から続いた高度経済成長を体験し、バブル経済崩壊やデフレ不況などを一通り体験した半世紀を回顧し、劇的に変化した経済面とともにすっかり変わったように見える社会の仕組みや制度あるいは社会の環境変化を子供たちに語り聞かせることが必要だと思うようになったのです。学習塾では決められた教科を一定時間だけ補習して終わりにすればよいのでしょうが、学校教育で習得できないこのような社会全体の横断的な分野を学習塾の講師が私の琴線に触れさせてくれた子供時代の体験をどう考えれば良いのでしょうか。学校教育では決まりきった勉強以外で、解答がすぐ見つからない世の中のことに目を向けさせるべきだし、それを私に実践してくれた当時の塾講師に感謝せずにはいられない思いで一杯なのです。